新型コロナウイルスワクチンのVRS入力を少しでも楽にする方法

           
  • 2021.07.08
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  • 2021.07.09
  • COVID-19
新型コロナウイルスワクチンのVRS入力を少しでも楽にする方法

VRSとは

新型コロナウイルスのワクチン接種で接種券に印字されたバーコードと18桁の数字を読み取り、いつ・どこで・どのワクチンを接種したかを記録できる内閣官房が開発したシステム。専用のタブレットが配布されVRS(Vaccination Record System)のみがインストールされている。

楽にする必要はあるのか?

ネットニュースで「ポンコツ」呼ばわりまでされているVRS。実際に使えばわかるが、問題点が山積み。

バーコードとOCR用数値

バーコードの下にOCR用の18桁の数値が印字されている。バーコードは10桁の数値が記録されているが、18桁の数値の後半10桁と同じ。なぜ18桁のバーコードにしなかったのだろう?18桁はOCRに頼り、18桁の後半10桁のみバーコードから読み取る。明らかに仕様ミス。

OCRの精度

わざわざ印字された数値をOCRするため、1と4の判別間違いなど読み取り精度がかなり悪い。すんなり読めばいいが、ダメなときは1人分に1分近くかかる時も。

ソフトのバグ

OCRした結果、1つ前に読み取ったOCR結果が表示されることがそこそこの頻度で起きる。ソフトのバグでは。

フォーマットが統一されていない

バーコードとOCR用数値はここに印字。までは決まっているが、サイズの指定がないせいでバラバラ。
自分のところは「バーコード 5.5cm OCRライン 4.5cm」だが、他の市町村では「バーコード 2.8cm OCRライン 3.5cm」なんてところも。センタリングされていたり、左詰めだったりとバラバラ。どうやら大阪府は特に読み取りづらいらしい。うちは恵まれている方かな。
ただ同じ市でもフォーマットが違うものがたまにある。印刷会社違いかな。

OCRも出来るバーコードリーダーがあるらしい

VRS+バーコードリーダーで検索すると、どうやらHoneywell社製のバーコードリーダーでソロモンOCRライセンス付きであれば読めそうな雰囲気はある。しかし詳細は確認できず。

ちょっとだけ楽にする方法

実はこのタブレット、管理がガチガチなのでwifiもBluetoothも設定できない。しかしVRS用をうたうバーコードリーダーが存在した以上、外部機器を接続する手段はあるはず。確認してみると普通にUSB接続している様子。となればキーボード繋いでコード手打ちしたほうが早いんじゃね?に行き着きました。

費用は110円のみ

セリアにて購入。USB Type-Cオス – Type-AメスのOTG対応変換コネクタ。こちらでUSBキーボードを接続。

こんな感じでキーボードを接続。テンキーでOCR用数値を入れればOK。
ただしタブキーやエンターで次項目への移動はできないので、入力→画面の「次へ」をタップが一番早い。

認識率の低いOCRを待つより、18桁打ったほうが遥かに早い。うちはせいぜい1日100件程度なのでこれで十分。もっと多いところはバーコードリーダーの方が良さそうですね。変な台を配布するよりバーコードリーダー配ってくれれば助かるんだけどなー